YAGIアンテナの原理

YAGIアンテナは、もしかしたらアンテナの中で最もアンテナ工事が多いものかもしれません。

YAGIアンテナは、給電されたエレメントの近くに、そうでないエレメントがあります。相互結合のおかげで、無給電素子にも強力な高周波電流を流すことが可能です。無給電素子に流れる電流の位相と振幅には、無給電素子の長さと素子間の間隔が大きく影響します。これにより、合成した指向性にも変化を与えます。

たとえば、無給電素子は二分の一波長か、それよりも多少長いエレメントになっています。さらに、両方のエレメントの間隔は四分の一波長に設定されています。

ここで給電素子に給電すると、ここから放たれた電磁波で無給電素子に誘導電流が伝わります。そしてこの電流が再放射され、前方の波は同相で強め合い、反対に後ろ方向の波は逆相になって弱め合います。

給電素子の前方、四分の一波長の位置には二分の一波長よりも少し短いエレメントを置き、このエレメントからの再放射では、前方に進む波が給電素子と同相になります。

地上デジタル放送の電波の周波数は地デジの放送電波の周波数は、470770メガヘルツで、波長は約3963センチメートルです。したがって二分の一波長のエレメントというのは適切な寸法だといえるでしょう。また、導波器を多く設置すればするほど、指向性が増します。