共振とは

コンデンサにおいては板が電極の役目を果たします。そして、この板を導線にチェンジしても似たような減少が起こります。ただし、導線が細すぎると大きな電流を流すことができません。したがって、アンテナに導線を使った場合はアンテナに流せる電流の大きさに限りがあります。アンテナから発せられる電波は電流が大きくなるにつれて強くなる仕組みのため、細い導線の場合もなるべく大きな電流を流せるようにする必要があります。

この問題を解決するのが「共鳴」という現象です。ダイポール・アンテナは、エレメントの長さが使用する電波の波長の約半分にされており、アンテナとしてベストな性能を発揮できるようになっています。これこそが、共鳴の効果です。

ダイポール・アンテナでは、エレメント中央付近に給電点が置かれています。給電点に入ってきた電流はエレメントを通して先端で全反射してもどり、反対側の先端でも全反射しています。

ギターの弦を弾くと、その固有振動数で大きく震えます。これと同様に、電磁波も二分の一波長のエレメントに乗ったとき進行波と反射波が共鳴して、大きな電流が発生します。これが共振型アンテナの基本原理です。この原理を知っておくと、アンテナ工事に役立つと思います。